雪組バウホール公演『Hopscotch-石けり-』 [2002年 宝塚歌劇]
2002年10月28日送信
皆様、こんにちは。未だに衣替えが完了していないとろりんです。さ、寒い…。
さて、花新公の感動も覚めやらぬ今回は、同時期に宝塚バウホールで公演中でした雪組公演『Hopscotch-石けり-』を観劇。(作・演出:太田哲則)
…これでやっと、やっと落ち着きます…(苦笑)。2週間、お騒がせして申し訳ありませんでした…(笑)。
「バウホール」というのは、宝塚大劇場と併設されている500人収容の小劇場で、昭和53年開場。近年は主に、新公を卒業した入団5~10年目の若手の主演作品が、各組ごとに公演されています。
今回の公演は雪組公演。入団10年目の立樹遥、7年目の壮一帆、5年目の音月桂、という3人の若手男役ホープによる、トリプル主演。これは、脚本家の腕の見せ所ですね~。
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簡単なあらすじを。
時は第1次大戦が終わった頃のアメリカ、ニュージャージー州。仲良し3人組の若者、バーナード(立樹)、クリストファー(壮)、
ピーター(音月)は、仲良く同時期に婚約。独身生活最後の記念にと、3人で旅に出かけることになります。
船がまさに出港しようとしたそのとき、3人はそれぞれ「あなたの婚約者と駆け落ちします」という、とんでもない手紙を受け取ります。3人は驚いてあたふた。でも船は出ちゃって、どうしようもない。
そして、実は3人とも、何となーく心当たりがあったりするのです。「もしかして…でもまさか…?」
3人の心にそれぞれ浮かんだ、”心当たり”とは……?
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ではでは、全体の感想から。
…脚本が手抜きだしー、(演出家の責任)話のオチが全然ついてないしー、(同上)相変わらずくだらんオヤジギャグ入ってるしー、(同上)3組の主演カップルが惹かれあう過程が不明だしー、(同上)不要というか、無意味で長いシーンがあるしー、(同上)(「…時間つぶしか、ここは?」と、マジで思ってしまった)
と、まあ色々とあるのですが(さりげなく暴言の連発)、全体としては、なーんにも考えずに、肩の力を抜いてお気楽~♪に楽しめる舞台。新人さんの名前と顔を覚えるにはもってこいでしたね。
(月組最前列センター、大作『エリザベート』、そして新人公演、と、最近肩に力入りまくりの観劇が続いたもんで、なおさら。笑)
トリプル主演とか、ダブル主演の舞台は、やっぱり難しいなー、と思いました。3人それぞれの個性や魅力を活かし、かつ公平に見せ場を作らないといけないし、一方で上級生(先輩)の主演者にはさりげなく華を持たせないといけないし…。
第一部では、同じ状況をそれぞれ主演トリオが演じるのですが(「婚約者と駆け落ちします」という手紙を読むシーン)、ここはそれぞれの個性が出てて、同じ台詞でも、どんな風にこなすのか、とかそれぞれに工夫してて面白かったです。
主演3人の若手は、やっぱりまだ2枚目半を捨て切れなかったか、コメディーに弾けきれていないのが難点でしたが、それぞれに爽やかで一素敵な舞台を見せてくれました。ああ、やっぱり若人って、良いわぁ…(…はいはい。笑)
今日はバウホール公演千龝楽(この後、東京公演があります)。お楽しみつきです。客席につくと、主演3人のファンクラブから、「フィナーレで振ってください」と、ルミナスライトが配られました。
そしてフィナーレ。主役3人組が歌う中、色とりどりのルミナスライトが揺れて、とっても素敵な雰囲気。こーゆー楽しいの大好きなとろりんさんも(笑)、楽しーい気分で振りました(笑)。
終演後、座長である副組長・灯奈美より、続いてこの公演で退団する玲有希からの退団挨拶のあと、主演トリオの挨拶。3人でわぁわぁぎゃぁぎゃぁ言ってて、何かよくわからんうちに終わってしまいましたが(笑)、他の2人の挨拶をまとめたのは意外や意外、主演者最年少の音月でした(笑)。
やっぱり舞台は、楽しくなくちゃ!!終演後、バイトに走って仕事に勤しみつつも、今公演贔屓の若手、壮一帆の超爽やかな笑顔を思い出してはニヤケる、ファン馬鹿とろりんさんでした(笑)。
次回は衝撃が走りまくった話題のサヨナラ公演(笑)、宝塚歌劇星組公演、『ガラスの風景』『バビロン』です。
花組レポに比べて何なのでしょうか、この落ち着きは(苦笑)。
レポでもすごい愚痴を言っておりますが、本当にね~…脚本がね~…(以下自粛)(←大人の階段上りました)。出演者はすんごく頑張っていただけに、かえってその頑張りが痛々しくて、本当に不憫でした(涙)。
当時、立樹が研10、壮が研7、そして音月が研5という学年構成でのトリプル主演。対する相手役は、立樹=舞咲りん(研4)、壮=晴華みどり(研2)、音月=白羽ゆり(研5・後に星組・雪組トップ娘役)、という組み合わせでした。
今では、立樹と白羽は退団、舞咲と晴華は別格ポジションに落ち着き、壮と音月はそれぞれ花組と雪組の2番手として組を引っ張る立場。はぁ~…あのころが懐かしいなぁ…(遠い目)。
レポでもふれていますが、この日は千龝楽。ファンクラブの皆さんが心をこめて準備された様子が伝わってきて、とても心温まるステージでした。
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