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番外編 もー我慢できませんモード爆走開始!!花新公らんとむ編(笑) [2002年 宝塚歌劇]

2002年10月27日送信

コアメンバー@ヅカファンの皆様、重ね重ねこんばんは、とろりんです(笑)。

さて、「えらく力が入っていた」だの、「長いと思ったが最後まで読まずにいられない」等、いろいろと感想を頂いた花新公レポ。読んでくださった方、本当にありがとうございます。

カンゲキ通信は、宝塚未経験者、でも舞台は好き、という方にも送っているので、あえて押さえ気味の感想になったのですが(特にらんとむ)、(しかし長すぎたが)今日、バイト中にふと気がつきました…

「ああ、あの時のらんとむの表情良かったなー…」

「あそこのらんとむ、カッコ良かったなー…」

…らんとむこと、蘭寿とむ氏の良かったトコしか思い出さなくなってるぞ!!(笑)

…と、いうことで、今回はらんとむの名誉挽回のためにも(?)(全体の出来としては、決して良かったとは思ってないですけども!!)らんとむトートがいかに素敵だったか、心ゆくまで語り倒したいと思います(笑)。覚悟してください(笑)。うんざりな人は、さっさと削除をしてください。

らんとむは、すごく素敵な表情をするときと、急にふっと気が抜けたような(素=女性に戻っちゃったような)、ヘンに放心した、虚脱したような表情をする時が、極端なんですよ。

「うっわぁぁぁ―――っ、らんとむ、たまらんわ―――っっ!!!」って時(爆笑)と、「え?らんとむ、何でそこでそんな顔すんの?」って時の落差がちょっと激しい。これは重要課題ですねー。

なので今回は、その「たまらん表情」をダイジェストで(笑)。

良かったシーンその1

エリザに惹かれるシーン。

星組バージョンからの踏襲だと思うのですが、『エリザ』では、トートが「死の接吻」をすると、その人は「死に魅入られた=生命を失う」と、いう事になるんです。

で、トートは意識不明の怪我をしたエリザを黄泉の国に連れて行くために接吻をしようとして、彼女の生命力溢れた瞳に釘づけになる、という展開なのですが、この時のらんとむトート、すっごく良かったんですよ!!

口づけしようとして、顔をふっと近づけた瞬間、ふとエリザと目が合い、その澄み切った瞳に思わず心奪われる、その瞬間の表情が!!

ハッと、一瞬目を見開いて、思わずエリザを見つめるその表情がーっ!!うおおおー!あんな眼で見つめられてみたい!!(←爆走開始)

その後、エリザに命を返してやるのですが、本公演の春野トートとは違って、らんとむトートは、一度、指をパチンと鳴らしてから、その指先に乗せて、ふっと息を吹きかけるようにエリザに向ける、という感じで、個人的にはこちらの方が好きですね。「命を返す」という好意が象徴されたようで。何か、ワイルドでセクシー…(…どんどん崩壊してきてます、とろりんさん。笑)

(ココまで全て、表情だけで語り尽くすとろりん…歌はアカンかったもん…)

良かったシーンその2。

第1部前半のハイライト、『最後のダンス』!!

「最後のダンスの相手は、俺だ」とエリザを一瞬、強く抱き寄せ、すぐに押し戻すのですが、ここの表情が、めっちゃ素敵!!

エリザを抱き寄せた瞬間の刹那的な表情と、押し戻す時の、思わず感情で動いてしまった自分を自嘲するような、醒めた表情の落差が、もうもう、たまりせん!!(爆)

でも歌は最後まで外れてました(苦笑)。歌い出しフライングもしてたし。


第2幕へ突っ走りましょう(だんだん長くなってきた。ヤバイわ)

良かったシーンその3。

ルドルフみわっち(愛音羽麗)を自殺へと導くシーン。

絶望のルドルフに「…死にたいか…」と囁きかけて、一気に彼を死の世界へ追い詰め、命を奪い取ってしまうシーン。ここも、良かった~!!(ダンスがメインのシーンなんで、らんとむも安心して出来たのかも)

まず、「…死にたいか…」の囁きが、も~っ!!(笑)。ルドルフでなくても、あの囁きで死んだ、らんとむファンは、予想以上に多いと思われます(笑)。

ルドルフみわっちの、迫真の演技とダンスも緊張感に拍車をかけて、客席も緊張の頂点に達した時、銃声が響き、ルドルフはトートから「死の接吻」を受けます…。ここの2人のシルエットが妖しくって、とろりんさん大喜び(笑)。

んで、その4。

ルドルフの棺桶の前で号泣するエリザの前に、またもトートが現れるのですが…。ここで、棺桶の上に片膝を立てて、横座りするんですよ。これも星バージョンですね。(本公演は違った演出)ここのシルエットがめっちゃくちゃ綺麗でした。

ここで初めて、エリザは今まで拒絶し続けてきたトートに「死なせて」とすがるのですが、トートは「死は逃げ場ではない」と、突き放す。

その後に『愛と死の輪舞』の、トートの銀橋ソロになるのですが、ここは、公式通信でも言っていた通り、トートの思いが初めて伝わってきました。

「♪禁じられた愛のタブーから 俺はもう抜け出せない♪」という歌詞どおり、「生」の象徴たる人間であるエリザベートに、一瞬にして惹かれてしまった「死」たる化身のトートの迷い、それでも止めることの出来なかった、新しい感情=「愛」を持て余すトートの戸惑いが真っ直ぐ伝わってきました…。まさに『愛と死の輪舞』じゃないですか!!(またも爆走)

以上、4つの場面だけでも、らんとむトートを観た価値あり!(つくづく、ファンって、都合良いもんやな…と我ながら呆れるとろりん。笑)

***

後日、日刊スポーツに掲載された、花新公記事のらんとむ評を読んで、とろりんさん大爆笑。

「…(略)蘭寿トートは、宝塚のトートというより、東宝版の山口祐一郎や内野聖陽をほうふつとさせる男っぽさがあった。」

…ってゆーか、本物の男やん!!(笑)。

そう、確かにらんとむは昨年のグラフの「花組男役特集」で、言ってました。

「いつか『本物』になりたい」と。

…これはホントに男になりたいとゆーことだったのか、らんとむ!(笑)

確かに、「宝塚」の世界から想像されるような、繊細で妖しいトート、って感じではなかったです。

ガタイが良いからか(笑)、荒削りで、かなり人間くさいトートでしたね。そーゆーところが東宝版エリザのトートと比較されたのかも。だからこそ、『愛と死の輪舞』ソロで、自分の感情に対する戸惑いがリアルに伝わってきたのだと思いますし。そういう意味で「男前なトート」だったと思います。

このメールだけ読んだら、ただのらんとむ賛歌なんですが(笑)、冷静に見たらんとむ評価は、やはり公式通信に書いた通りです。大劇場のセンターに立つという事が、どれほど大変なことなのか、しみじみ考えてしまいました。

今回の評価も大事だけど、本当の勝負は新公を卒業したこれから。判明しまくった(苦笑)課題を、らんとむ自身が舞台でどう克服していくか!!そしてどんな風な輝きを身につけるか、ですね。まずは来年春の天狗さんに期待!?(笑)

長々と浮かれ長文のご精読、ホントにホントに感謝します(笑)。



浮かれ過ぎやろ(笑)。

ここでついに、私は蘭寿に陥落してしまったことを認めたようです。タイトルからしてすでに爆走。

「コアメンバー」というのは、当時、メール版「カンゲキ通信」は近況報告も兼ねておりましたので(今にして思うと無謀)、これまでご覧いただいた通り、若干控え目な文章が多かったのですね。でも、この時のレポはさすがに爆走しすぎでしたので、とろりんさんが宝塚歌劇にハマっているのをご存知の方、数名だけにお送りしたのです。(もちろん、自覚はありましたとも>笑)

この後、コアメンバー向けのレポは、「カンゲキ☆ウラ通信」と名称も新たにし、折にふれ配信されることとなります(笑)。

星組バージョン(1996年、麻路さき主演)と比較した記述がいくつか出てきますが、エリザに命を返す場面、本役の春野トートは、指パッチンはなくて、掌ををスッとエリザの方へ押し出すような動きをしていたと思います。第2幕の霊廟の場面では、棺桶の上に寝そべるんじゃなくて、仁王立ちになって現れるような演出だったかと…それでこのような記述をしているのですが、もし記憶違いでしたらすみません。

「来年の天狗さん」というのは、翌春に上演されたバウ・ワークショップで蘭寿が主演した『恋天狗』のこと。

この時は、愛音羽麗主演の『おーい春風さん』との同時上演で、いわばダブル主演。この時から宙組移籍までの約3年間、らんとむ暗黒の時代(アーネスト除く)が訪れるのでした…と、私は思っています(苦笑)。でもあの時代があったからこそ、環境にも共演者にも作品にも恵まれて、今の輝きがあるのですものね。

次回はエリザ2回目のカンゲキレポを予定しています。これも番外編(笑)。


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